このレビューはネタバレを含みます
めっちゃくちゃ良かった！
限られた空間での見せ方も考えられてたし、サイコサスペンス的な畳み掛けるような脚本も良かったが、なによりもシロちゃんの演技の迫力が凄すぎました！
双子の演技もそうですが、ほぼひとりで1本乗り切ってしまう胆力に脱帽。キャラクターではなく『電脳少女シロ』というVtuberの演技だったかと思います！
アイドル部の活躍も期待大でしたが、カルロ・ピノ様はダントツに良かったですね！機械的な演技が後半にピタッと繋がり、身震いしました！
Vtuberの映画ということで、その手法だったりやり方がどうなのかを考えてしまうのですが…視聴後は非常に不思議な感覚になりました。
まずアニメのようにキャラクターの演技ではなく、でも実写のようにリアルでない。この非現実感に『双子』という題材がよく混ざっていました。バーチャルだから全く同じ顔が実現できるからこそ、その他は徹底的な会話劇になることで奇妙な現実感が増している感覚を覚えました。
題材と脚本と空間が、現在できるものとしてのこの映画をしっかり形作ったのだと思います。
ミライが見える、でも映画としても面白い挑戦的な映画でした。
ありがとうございました！
