オカルト博士

レベルポイントのオカルト博士のレビュー・感想・評価

レベルポイント(1978年製作の映画)
5.0
翼があれば―
君の愛があれば…それでいい
悲痛な祈りにあふれた子供たちの反乱が、今始まる!

建設中止になった新興都市の中、大人たちは身勝手な計画を立て、子供たちを圧迫していった。警官も親達も子供達の言い分を聞こうともしない。やり場のない状況に追い込まれた子供達の怒りがついに爆発した…。

マット・ディロンのデビュ-作であるこの映画は超、超傑作で大好きな作品なんです。

反乱を起こす子供たち…なんですが
中学生ぐらいの少年少女なんです。
ここが問題だと思うんですよ。
いくら大人たちに締め付けにあっても我慢するか、または注意された事を直すとか出来んもんかなと。反乱を起こす→すなわち自立するにはまだ早いやろ。セックスも麻薬もやったらアカンねん。 主人公のカ-ル(マイケル・クレイマ-)が反乱を起こす前にガ-ルフレンドが出来るんです。愛し合うようになるんです。おっ、お前もう自立してるやないか!それや、それ!反乱なんか起こさんでええねん。
セックスはしたらアカンゆうたけど、どうせやったら、そうゆう自立が出来んか?ゆうてんのよ。もう少年少女たちよ、恋をしようぜ~愛の力で素直になろうよ。

主人公の少年が補導された時に親がリッチ-(マット・ディロン)と遊んだらアカンよ!みたいに言う。なんでこうゆう考えしか出来んかな~?
金八先生の「腐ったミカンの方程式」かお前は!回りの環境のせいにするなよ!そうゆう場で本当の自分が試されるんやろ。

この映画はそうゆう事を言ってるんじゃないですけどね。

後半の子供達の反乱が半端なく凄い。
とにかく凄い!凄い映画ですよ!
なのに、この爽やかなラスト!これは素晴らしい映画ですね。やっぱり◎