「僕は忍者だ」
タイトルから、てっきりあの『クレイジーズ』の続編かと思ったら、原題は『ALONE』で、『クレイジーズ』とは全く別物であった。勘違いさせるような邦題を平気でつける日本の配給会社がクレイジー。
しかもジャケットが嘘だらけ。まあ、確かにヘリコプターは序盤で炎上してたけれど(何で炎上したのかは不明。ウィルスに感染して狂暴化した人間がRPGぶっ放したとも思えないし)。
舞台はほぼ主人公が暮らしているマンション。外には狂暴化した人間がうじゃうじゃいるので出られない、と。
で、主人公の引きこもり生活にカメラが密着というような展開がずっと続くのかと思いきや、おや? これはパニックスリラーではなくて恋愛ものでしたか、と思わせる流れに。
更にはドナルド・サザーランドが、いかにも何かありそうな爺さん役で後半に登場。出てるとは知らなかったので驚いた。
つまらなくはなかったけれど、ちょっと無駄な会話が多いし、妹の安否は結局どうなのかとか、最初に主人公と一緒に寝ていたTバッグ美女はどうしたのかとか、気になる点もチラホラあった。
ところで、天井裏のダクトを通れば隣の部屋に行けちゃうマンションってヤバくね? それともそういう構造は普通なのか? マンション住まいしたことないから知らんけど。