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Bittersandのmakoのレビュー・感想・評価

Bittersand(2021年製作の映画)
3.8
《思いがけない再会をきっかけに、過去の忌まわしい記憶が呼び起こされる》

井上祐貴さんの舞台挨拶付きで鑑賞。
上映前に井上さんのお話がありました。
監督・脚本: 杉岡智哉。本作が監督デビュー作。

【あらすじ】
高校3年の夏休み明けに起きた“ある事件”。何者かが黒板に描いたクラスの相関図によって、誹謗中傷の的となり日常が暗転してしまった、暁人と絵莉子。7年後、運命的な再会をきっかけに、2人の想いを行き違わせた“黒板事件”の真実が明らかにされる時が来た…。


誰にでもある学生時代の思い出。
ある者は楽しい思い出があり、ある者は辛く苦しい思い出があり。
時が経つにつれ記憶は曖昧になり、自分に関係ない事はあったことさえ忘れてしまう者もいる。
でも関係があった者は忘れることなんてできない。
では、どうすればいいのか?

高校時代と現代を交差させながら展開していく。
高校時代の色調はセピア色で画質が少し粗め。それに高校時代はほぼ制服なので過去と現在は分かりやすい。

7年後に明らかになる真実は、私には読めなくて最後までどう展開していくのかと引き込まれました。
暁人の悪友・井葉、ちょいウザキャラだけどGood job👍

思っていたより面白かった♪
エンドロール後に、重要なシーンがあるので場内が明るくなるまで絶対に席を立たないでください!

絵莉子役の木下彩音さん、少し広瀬アリスさんに似てました。目が印象的でした。
澄子役の森田望智さん、今期朝ドラに出演されてますが、朝ドラの役と本作ではキャラが真逆で同一人物と分からなくて。顔は見覚えあるけどと、思いながらクレジットで思い出し驚きました。
井葉役の萩原莉久くん、亜紗美役の小野花梨ちゃんはドラマや映画で観て知ってました。特に小野花梨ちゃんは近年ドラマや映画でよく観てます。最近ではNHKのドラマ「きれいのくに」に出演してました。


この日、井上さんだけじゃなく共演者の宗綱弟(むなつなだい)さんも来館される予定でしたが大雨により新幹線の遅延で来ることができませんでした。
井上さんだけでしたがいろんなお話をして下さいました。
因みに、井上さんは福山市出身。宗綱さんは広島県出身(広島のどこかは分かりません)。

井上さんは「ウルトラマンタイガ」で主人公役。
タイガの後に撮ったのが本作でした。
本作は8日間で撮ったので大変だった。
走るシーンが多いので身体がしんどかったそうです。
井葉は杉岡監督を投影した役のようだったそうです。
他にも、デビューのきっかけなどを話してくださいました。
真摯に受け答えされてて好青年の感じがしました。

実は、この舞台挨拶付き上映は観に行く予定ではありませんでしたが、ペア5組ご招待に応募したら運良く当たった😁🎵
今年は当たり年のようです😆


劇場鑑賞 #79
2021 #107
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