愛をつづる詩（うた）のRilyのレビュー・感想・評価

冷めきった夫婦のもとで働く掃除婦の女性が黒子的役割をしながら展開し、“汚れ”を絡めた数々の暗示的な台詞が面白い。微生物レベルで考えたときに汚れは完璧には排除出来ない、というさりげない言い回しに笑いかけたが、咄嗟にどうしようもない皮肉である事に気付いて目を瞑りたくなった。このお方の世界観はやっぱり独特。