ドアーズ/まぼろしの世界を配信している動画配信サービス

『ドアーズ/まぼろしの世界』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ドアーズ/まぼろしの世界

『ドアーズ/まぼろしの世界』に投稿された感想・評価

 散歩で武蔵美の近くを歩いていたら、ゆら帝を思い出し、動画を見たら何故か地獄の黙示録を久しぶりに観ることになり、ジエンドを聴いてたらこのドキュメンタリーをdtvで見つけて鑑賞した。ジムモリソン以外にはあまり注目する機会が無かったがバンドメンバーの演奏も良かった。このようなバンドを時代が求め、そして捨てた。
トム・ディチロ監督作品


ドアーズを題材にしたバンド公認長編ドキュメンタリー
ナレーションはジョニー・デップ


ジム・モリソン(Vo)🎤
レイ・マンザレク(p,org)🎹
ロビー・クレイガー(g)🎸
ジョン・デンズモア(ds)🥁

というベースがメンバーにいない変則4人組
ベースはレイのオルガンの低音でカバーリング🎵
ロビーは元々フラメンコ・ギターでジョンのドラムはジャズっぽい
そこにジムの詩が加わり普通のロックとは一線を画す独特の詩の世界と音楽が生まれた🎵


LAで結成されデビューアルバム「ハートに火をつけて」がヒット
約10分に及ぶ楽曲「ジ・エンド」は禁忌で赤裸々で衝撃的な詩によって物議をかもす

オヤジお前を○○したい❗
母さんお前を○○したい‼️
一晩中可愛がってやるぜ💕

後に「地獄の黙示録」で使われる事となる🎬


やがてジム・モリソンはステージ上での自慰行為の仕草や陰部を露出した疑いでスキャンダラスに取り上げられカリスマとして祭り上げられていく

酒とドラッグに溺れるようになりステージやレコーディングにも支障を来すようになってしまう。。
療養を兼ね再起を掛けて渡ったフランスで突然の急逝🇫🇷

27歳で亡くなりジミヘン、ジャニスと並び急逝した3人の頭文字が偶然Jなので3Jと呼ばれている

バンドはその後3人で再開されアルバムも製作
其なりに力作で充実した作品になっておりレイやロビーの存在感が増していて佳作
しかしジム・モリソンの存在感が大きすぎ2枚のアルバムを出して解散を余儀なくされた💦

例えが古いかもだが桜井さんのいないミスチルやミヤジのいないエレカシ、マサムネ抜きのスピッツ
一体どれ位のファンがその後も応援を続けるだろうか。。

3人のアルバムは悪くないのだが、やはりカリスマの穴は埋まらなかった。。
21世紀になりレイとロビーで新しいドアーズとしてバンドを再開
しかしドアーズのバンド名使用を巡りジョンやモリソンの遺族から訴えられ裁判沙汰に。。💦


モリソン存命中に出演したアメリカの人気番組「エド・サリバン・ショー」
そこでヒットした「ハートに火をつけて」を歌うことになる🎤
歌詞のライト・オン・マイ・ファイヤーが情欲過ぎるとして歌詞を変更する様に要請される

昔「紅白歌合戦」で山口百恵さんが真っ赤なポルシェを真っ赤な車に直させられて歌わさせられた事例もある🚘😅

リハーサルは歌詞を変えて歌い生番組の本番では元の歌詞に戻して熱唱😁
ファイヤー‼️と絶叫する姿はカリスマ性抜群で司会者エドの苦虫を噛み潰したような表情との対比が印象的😁

「夜のヒットスタジオ」で忌野清志郎率いるタイマーズがこれまた生放送で予定していた曲とは違う曲を演奏

FM東京 腐ったラジオ
FM東京 政治家の手先
FM東京 オ○○○野郎‼️

と叫んだ事例に似ています😁
永井真理子さんの驚いた顔が今でも忘れられません😅笑
演奏終了と同時に古舘伊知郎さんが平謝り😁
YouTubeでまだ見れると思います📺
横道に逸れました😅


モリソンは没後もパンクやハードコア等にも影響を与え今尚、絶大な人気と支持を集めている☺️
演出が若干臭い。

ジョニーデップのナレーションを売りにするのもイマイチ謎である。

とは言えジムモリソンのライヴでのパフォーマンスを観れたのはよかった。

エドサリバンショーでドラッグを連想させる high の部分の歌詞を変えて歌って と頼まれたにも関わらず、そのまま歌ったり、
the end でマザーファッカーや父を殺すなど反社会的内容を歌い上げる。

倫理や道徳を揺さぶるあたりセックスピストルズやパゾリーニを彷彿とさせる。
「君のパパを殺したい♬」と歌い上げる銀杏BOYZの峯田にもその魂が感じられる。

このドキュメントを観ればドアーズの一般的な悪評は権力によって作り上げられたものというのが分かる。
アルバム一枚目と二枚目の完成度が高過ぎるのも一因か。

ジムモリソンのパフォーマンスは華がある。
歌は上手くないけれども、説得力がある。
ジャズ上がりのドラム
フラメンコ上がりのギター
クラシックとブルースを好むキーボード
バラバラなルーツにジムモリソンのシンプルなのに奥深く聴こえてくる詩が混ざってドアーズ。

ジムモリソンの内省的な詩とそれを表現する音楽は唯一無二だ。


ザ・○○ズというのはよくあるバンド名だが、ドアーズの由来は

18世紀の詩人ウィリアムブレイクの詩の一節

「もし知覚の扉が浄化されるならば、全ての物は人間にとってありのままに現れ、無限に見える」

からの引用であり、知性や奥深さを感じさせる。

それにドアーズ四人が写る写真の格好良さ。
アルバムのジャケのアートワークも名盤の香りが漂うのが好ましい。

ジムモリソンのカリスマ性故にこの映画は彼に焦点がある。他メンバーの音楽にももう少し焦点が当てられていれば…と思った。

『ドアーズ/まぼろしの世界』に似ている作品

ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった

上映日:

2020年10月23日

製作国:

上映時間:

101分
3.7

あらすじ

若き日にザ・バンドの初アルバム「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」を聴いてショックを受けたと語るのが、ボスの愛称で知られるアメリカン・ロックの雄、ブルース・スプリングスティーン。一方、…

>>続きを読む

イマジン/ジョン・レノン

製作国:

上映時間:

104分

ジャンル:

配給:

  • ワーナー・ブラザース映画
3.8

あらすじ

ジョン・レノンの彼の生い立ちを、多数のプライベートフィルム・写真・インタビューテープと、ヨーコや息子のジュリアン、ショーン、はたまた前妻や元恋人のインタビューを織り混ぜながら、彼の40年と…

>>続きを読む

シェイン 世界が愛する厄介者のうた

上映日:

2022年06月03日

製作国:

上映時間:

124分
3.9

あらすじ

アイリッシュ・パンク(ケルト音楽とパンク・ロックが融合したジャンル)という一大ジャンルを築き上げ、ヨーロッパで最も人気なクリスマス・ソング「ニューヨークの夢」等のヒット曲で知られる伝説の英…

>>続きを読む

ギミー・デンジャー

上映日:

2017年09月02日

製作国:

上映時間:

108分
3.7

あらすじ

過激なライヴ・パフォーマンスにより日本では“淫力魔人”なる邦題も過去に登場した、<ゴッドファーザー・オブ・パンク>イギー・ポップ。そして、永遠のアウトサイダーとしてインディペンデント映画界…

>>続きを読む

ジャニス リトル・ガール・ブルー

上映日:

2016年09月10日

製作国:

上映時間:

103分
3.8

あらすじ

熱狂のど真ん中で、 ただひとつの愛を探してる。 ジャニス・ジョプリン、27歳の肖像。 「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリン。 ベトナム戦争…

>>続きを読む

関連記事

【伝記×音楽】若くして亡くなった5人の天才ミュージシャン「フォーエバー27」