うぇい

アイの歌声を聴かせてのうぇいのレビュー・感想・評価

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)
4.0
『人間とロボットは違う。でも、その種の信仰は白が黒でないと言う意味において、人間が機械ではないと言うレベルの認識に過ぎない。』

人間は物語に支配される生き物であるので、人間が人間と認識する人間ではないものの本質は人間にとって人間であるが故に、AIを題材とした物語を描くとき、キャラクターがAIたる所以を上手く描くことができない。

シオンがAIじゃなくても物語は作れたはず。イヴの時間よりも考察は進んでるけどやはりAIらしさを描くのは難しい。

シオンのデザインも記号として、コードと金属がお腹から飛び出る、というのもお粗末すぎる。アニメなのだから画で世界観をもっと見せてほしかった。他のロボットだってデザインがチープだ。

サカサマのパテマ、ペイルコクーンを求めてる。世界観と叙述トリックを画で見せて欲しい。
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