門倉カド

ザ・スイッチの門倉カドのレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.5
本当の自分の強さとは。奇想天外な入れ替わりホラー!!

【賛否両論チェック】
賛:ひょんなことから、殺人鬼と身体が入れ替わってしまった内気な女子高生が、身体を取り戻すための戦いを通して、本当の自分の強さに気づいていく姿が、痛快でステキ。
否:グロシーンや驚かせるシーンが多いので、苦手な人には向かない。ラストもやや好き嫌いが分かれるか。

 まずR15指定なので、グロシーンはメチャメチャ多いです。また、急に驚かせる特有の演出も結構あるので、その辺りでの好き嫌いは分かれそうです。
 内気で冴えない性格だったヒロイン・ミリーが、“殺人鬼と身体が入れ替わる”という奇想天外な経験を通して、やがて一回りも二回りも成長していく姿は、痛快でもありどこかカッコよくもあります。「本当の自分の強さ」というものを、改めて考えさせられるようでした。
 そして個人的には、中身がミリーになっているブッチャーを、ビンス・ボーンが細かな演技で巧みに表現していて、それがまだ見事で思わずクスッと笑ってしまいました(笑)。
 ラストも好みは分かれそうではありますが、あまり深く考えずに楽しめるスプラッターホラーですので、気になった方は是非。
門倉カド

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