コザカナカルシウム

ザ・スイッチのコザカナカルシウムのレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.5
この映画は要素が沢山あってスゴイ!

たくさんのレビューに書いてあるように、入れ替わることで三谷幸喜的なコメディ要素が生まれています。おっさんが女子校生のしゃべり方をしているのは「パパと娘の7日間」ですw
どなたかのレビューにホラー版「君の名は。」と書いてあって大爆笑しました!言い得て妙です!!

見事なまでの勧善懲悪映画でもあります。主人公にいじわるする子や先生、感じ悪い奴はことごとく殺害されます。悪者が懲らしめられるので、殺害方法は残忍ですが、どことなくスカっとしてしまいました(不謹慎ですね…)

<ここから下ネタ>
男性の監督、脚本家と知ってびっくりしたのですが、女性の気持ちがよく分かっている。途中で終わったことに文句を言う彼氏に対して「男はいつも勝手にイって終わりでしょ!」とピシリと言ってのける。「ヒヤマケンタロウの妊娠」のように男女の立場を逆にしたことで、普段当たり前に抑圧されていることの問題点が浮き彫りにされています。
ユーネクストの日本語訳が名訳なんです。字幕版「私のアソコが疲れちゃう」を「私のアソコは24時間営業じゃないのよ」に意訳している!!感動しました。

殺し方もバリエーションがあるし、最後のひねりもありで、普段ホラーを観ない私ですが楽しめました。