午後の山

恋人はアンバーの午後の山のレビュー・感想・評価

恋人はアンバー(2020年製作の映画)
4.0
同姓にしか興味がない内気な男子校生エディと、異姓にまったく興味がないしっかり者の女子高生アンバー、クラスメートの2人はそれぞれ、周りからの冷やかしにウンザリしたため、卒業までの約束で偽装カップルとなる。やがて2人は異姓を越えて心を寄せ合いはじめ、そして卒業の日を迎える。ストーリーは高校生活でのLGBTの生きづらさを交えて展開するが、スクリーンからは、それが自分の望む生き方かい? 爽やかに語りかけてくる。息苦しい小さな町からダブリンに向かう列車の中で、横に座って幸せそうにうとうとするエディの頭を、アンバーが優しく肩に引き寄せるシーンがとても美しく、あらためて映画っていいなーと思った。
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