とれクラ

未亡人のとれクラのレビュー・感想・評価

未亡人(2020年製作の映画)
5.0
これを観た後友だちと景気の話してて、絶望を感じても絶望が養ってくれる時代でも社会でもないんだよな、と思った
野村さんのキモさとキモさの中にある共感性羞恥とでバタバタして、だけど映像美術が綺麗で淡々と観れるアンバランスさが不思議だった…絵とか画面とかすごいきれい…畳の絵かわいい…こんなふうに孤独の暴発と拠り所のない不安感を抱えてる男性でも、女とセックスは自分のためのコンプレックスで、あくまで同じ人間同士のコミュニケーションだって感覚が丸ごとなく、そのせいでより孤立を深めていて行き場がなかった、、、脱童貞への一般的な有害なホモソによる価値付けもしんどいけど、それに抵抗しても童貞を価値付ける評価の世界からは逃れられないみたいな、、
でもその行き場のなさもどこかショボくどんどん無価値なもののようにされ、田舎の山奥に人間としてのあがきが回収されていってしまうのがキツい、、、地方と都心のどちらにも足の置き場がない感覚がリアル、、、
ヒロインとの会話が自然で観てる側も「恋愛相手役」としての期待を持っていいのかな、ヒロインかわいいなという描き方されてるのに、(絶妙にパンピの女とはちげえぜ、俺の感性わかってくれるぜみたいなおしゃれな、)それは主人公側のエゴだという
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