【OUTLINE】
階段を上る。台詞もなしに目に飛び込んでくるのは、反復される不可解な光景達。
人形を攻撃し続けるフェンシング男、高笑いしながら犬と風呂に入る男、図書館で忙しなく動く人々…そして辿り着いた先は…
【一言まとめ】
●クエイ兄弟みたいな雰囲気
●万人受けとは絶対言えないけど…
●自分なりに色々解釈するのが楽しい
●"光" の無限の可能性を改めて感じた
【感想】
《"天使"がタイトルに入る映画3貫》3貫目
クエイ兄弟作品の実写バージョンといった雰囲気で、正直万人に薦められる作品ではありません。笑
とはいえ、僕も含めたオタク気質な映画ファンの方々には観る価値のある作品でしょう。マニアックで風変わりで芸術的な1作ですので、語りがいがあると思います😆
自分なりに色々解釈するのも楽しいですよね!
シンプルで不穏な弦楽四重奏、反復する悪夢のような映像。そして神聖で圧倒的な "光" のイメージ。
「私達人間の行いなんて、外から見たらちっぽけ過ぎてくだらないことなんじゃないか?」などと思わされるようなシーンもあり、矮小に感じられてしまった自分に、一気に狂ったようにあびせられるまばゆい光。
もう平伏すしかありません…って感じです。
同じ空間を使っても、"光" の角度や強度でこんなにも様々な見せ方ができる。
光の可能性を改めて感じさせられました。
---
観た回数:1回
直近の鑑賞:映画館(20.11.12)