だい

らせん階段のだいのレビュー・感想・評価

らせん階段(1946年製作の映画)
3.8
安定のシオドマク監督!

もうね、設定にあざとさしかない!

幼い頃のショックで口をきけない純朴な女中さんが殺人鬼に狙われる!
助けを呼べない!!!!
とか、

あ ざ と さ の 嵐

原作では口がきけない設定じゃなく、
足が不自由設定らしいので、
映画化にあたり改変したのが勝利でしかない。


唯一危機を察知してヘレンを逃がそうとするも、身体が不自由なので事を起こせない主人!

逃げろと言われても、真面目なので女中としての勤めを果たそうとするヘレン!

心強い味方だけど、酒癖が悪くて肝心な時には酔い潰れてる料理番のおかみ!

などその他いろいろ、
危機感を煽るためだけの設定!

スリラーはあざとすぎるくらいが正義だわ。


中盤くらいの段階で、
とある発言で真犯人の目星はついちゃうんだけど、
それでもなおハラハラさせ通しの展開よ。

肝心なときに肝心なことを伝えられないもどかしさ!!!!!!

ずるい。



ゴシックスリラーと、サイコサスペンスと、フィルムノワール。
親和性高すぎなんだよなあ。
ずるい。
だい

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