大好きなシリーズの最新作。遂にあの「ネタバレ!」の表示使おうと思いましたが、逆にネタバレになるので止めました。このシリーズもなんと30周年かつ本作で7作目です。もう少しで某スターウォーズに追いつけます。
3作目以降久々にグラボイズの陸上変態種、シュリーカーが登場します。まあ原題も原題だし。5以降登場する大型種のグラボイズもアスブラスターもあんましデザインが好みじゃないんですが、今作のシュリーカー:スーパー改はオリジナル寄りでカッコよかった。CGも映像もシリーズでトップクラスに美麗でヨシ。画が抜群にキマるカットがいくつもあって素晴らしかった。それ故に悲しいかな、少し特撮感は薄れてます。
マイケル・グロス扮するバート・ガンマーが引き続き主役ですが、どうやら本作は少し様子が違う。そう、やる気がない。燃え尽き症候群だ。だがしかし、尺の都合上、2分くらいで180度転換しグラボイズ退治に乗り気になるお人好しっぷりも健在だ。今作ではなんと、銃火器もあんまし使わず、マチェーテやナイフを使った肉弾戦に持ち込み、火炎放射器までぶっ放すから驚きだ。もちろんシリーズ最高齢のバートである。
30周年ということもあって、本作は集大成感が強く、オマージュというかニヤリとさせるセリフ回しや小道具が混ざりこむのがまた楽しいですね。しかし、話の展開とはいえ、アスブラスターの出番がないなど、少し寂しいがきちんとシリーズものとしての設定を踏んでるのが偉いです。
いつまでも楽しい作品です。続編もそのうちよろしくお願いいたします。
P.S.
もう今作のタイトルは「ガンマー:ラスト・ブラッド」でよかったんじゃなかろか。有終の美とは正にって具合でした。エンドロールの入りは卑怯です。泣きますよあんなの。
お疲れ様でしたバート。RIP