ドイツからアメリカに亡命したシオドマク監督によるスリラーサスペンス。主演は「ブルックリン横丁」(1945)「紳士協定」(1947)のドロシー・マクガイア。
1906年、ボストン郊外の町で障碍のある…
美女ばかりを狙う犯行といい、ミスリード狙いの怪しい登場人物たちといい、ほとんどがジャーロやスラッシャー映画の文法。隙間から覗く殺人鬼の目なんかは、『暗闇にベルが鳴る』がそっくりそのままパクってると思…
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障害を持つ女性ばかり狙う犯人を、女性で、病人で、老人という弱者の象徴のような義母が片を付けたところがスカッとした
銃は怖いけど、自分より強い敵に立ち向かえる武器は銃なんだよな…
古くとも古臭くない…
嵐の夜、お屋敷で連続殺人鬼の魔の手が迫る。オープニングの無声映画(ピアノ演奏と手回し映写)、吠えないブルドック(かわいい)とヒロイン、声を出せない使用人ヘレンを重ねてあるのがわかりやすい。屋敷の一族…
>>続きを読むとある屋敷に雇われているヘレンは、子供時代に遭った火事で両親が焼死したショックから口がきけない。ある日、障害のある女性が次々に殺される事件が起こる。次はヘレンではないか...そんな不安の中、屋敷でも…
>>続きを読む1946年の白黒映画!
王道のサスペンスだったけど、撮り方とかも独特で傑作とまではいかないが普通に楽しめた!
83分というのも良い。笑
犯人の男の眼球を拡大して映す描写とかスリル感があってゾクゾクし…
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犯人が殺害の動機、理念としていた「弱者を淘汰する」にも実は伏線があり。
何より「一生歩けない」なんで言われてるある種「弱者」の象徴である病人の母親に始末されるのが、なんとも良く出来てて、思わず「す…
画面の真ん中だけザックリと影を落とす演出にグッときた。変態的にさえ感じる演出のこだわり。
これはもう最後に勇気を振り絞って声が出て助けを呼んで犯人を追い詰めて〜っていう展開やな、はいはい、と思った…