秀ポン

炎のデス・ポリスの秀ポンのレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
1.5
セットアップの手際は良いけど、そこからが退屈だった。

謎の男AとBがやってくる。BがAを狙っている。
そしたらCもやってきて、CもAを狙っていて、主人公達も巻き添えになる。
主人公はAとBのどちらを信じて解放するか選ばないといけない。
この面白そうな状況のセットアップが手早くてよかった。

でもそっからはつまんなかった。
「信じちゃダメだ」って言われてたやつは、結局本当に信じちゃダメだったんかい。
なんでこんなに協力的なのか謎だった男は、結局首を持って行きたかっただけなんかい。
悪者だと思ってたら、実は良いものでした!みたいな外し展開を、更に外そうとした結果、展開が消えた。

ジェラルドバトラーが協力してくれる動機がよく分からないまま映画の最終盤まで行ってたのがモヤついた。
動機のわからない登場人物がいることが気持ち悪いんじゃなくて、主人公がどちらを信じるべきか、信じて良かったのか、っていう判断の対象が全く謎のままなのはおもんなすぎる。

最終決戦でリボルバーを回すのも、真面目にやる気ねーのかよと思った。要素を回収しただけじゃん。
リボルバーを回すっていうアクションが話の中でなんの意味も持っていない。

アクションがゴミだったのが1番不満かもしれない。
留置所に転がり込んでドアを閉めるアクションとか、分かりづら過ぎた。
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