だーすけ

炎のデス・ポリスのだーすけのネタバレレビュー・内容・結末

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

80年代雰囲気の映像とフォント、70年代の音楽に合わせて砂漠から始まるオープニングシーンが最高!!
もう一つの進行している事態である、被弾したまま爆走する車のカットバック。
「こりゃ絶対たのしい映画だ!!」という予感がこの時点でよぎる。

警察署や留置所を舞台にした密室ものなのに、その割には割と色んな奴が途中参戦してくるし、「こうなるだろうな」って予想が当たっちゃう部分もあるけれど、かなり想定を覆す脚本で面白かった!!

主演は一応ジェラルド・バトラーってことになってるし、フランク・グリロもかなりいい役で準主演なんだけど、なんと言っても黒人の婦人警官を演じたアレクシス・ラウダーだな。
マジで気合いの入った女性警官を説得力バキバキで演じてる。キャラクター的には気合いの入った役を演じててもアクションでは腰が引けてたり慣れてない感じがどこか出ちゃう人って多いけど、この人は凄いね。相当練習したんじゃかいかな。

監督はジョー・カーナハン。なかなかオシャレな仕事したじゃない!
特にアクション演出とアイデアが素晴らしい!!

残念なのは、結局ジェラルド・バトラーが何者で、フランク・グリロがなぜ追われてて、途中参戦の悪徳黒人女性刑事が何故そうするのか、あたりがちゃんと描かれてないからよくわからんかった部分はある。

まあでも良かった!!雰囲気のある映画。