ストーリーはシンプルだけど見せ方が悪くないので飽きさせない映画。
殺し屋から身を守るために留置場に入ったはずのテディと、同じく署内に潜入してきた殺し屋が向かい合わせの檻に入る……という捻りがなさそうな導入ながら、次第になんやかんやあって"ノーマル犯罪者"、警官、汚職警官、暗殺者が同じ警察署内で殺し合うよく分からないドラマが展開されていく。
上には上がいる、敵の敵は味方……本来は接点のない比較的マシな人達が手を組んで冷徹な殺し屋と戦ったり戦えなかったりする、熱いのかそうでないのか微妙な共闘はあまり他の映画では見れない魅力がある。
暗殺者よりは詐欺師の方がマシだし、汚職警官よりはただの警官のほうがマシだし……大半の映画よりはこの映画の方がマシ……でもダメなところはダメ。
最後の一人になるまで終わらない地獄の銃撃戦!ーーーこの業火だけが光を呼ぶーーー(ポスター風に)