めっちゃ解りやすい映画。予告編で観た印象そのままの、どストレートな作品でした。
なので予告観て面白そうと思えば最低限楽しめるし、ダメそうと思ったならたぶんノレないんじゃないかなぁ。
じゃあ予告だけでいーじゃんってハナシだけど、そりゃあアダム・ドライバー主演なら全編観ない訳にはいかないでしょう？
SF・恐竜・アクション・親子もの＋制限時間有り脱出サバイヴ。なんか要素だけ抜き出すと殆ど『ジュラシック』シリーズだけど、ホントにそうなんだから仕方ない。潔しと諦める。
ツッコミ所も満載、設定部分から話の展開まで多岐に渡る。でもこの程度はSF作品としては可愛いもの。チャームポイントととして諦める。
ここまで容認できればあとは間違いなく楽しめます。残るは最大のチャームポイントであるアダム・ドライバーを観るだけなんですから。お疲れ様でした！
…と、色々ハードルはあるし冗談も言いましたが良いところも沢山あると思ってます。
ジャンル映画として100分程度に纏め上げた編集。序盤なんかはテンポよく進んでサックサク。その分削ぎ落ちてしまった部分もある様な気がしないでもないけど(ミルズとコアの関係性が深まる様なものをもう少し見せて欲しかった)、代わりにアクションシーンに力入ってて良かった。
個人的に恐竜アクションなんかは近年の『ジュラシック』シリーズより(特にケツ２作)ジュラシックしてたと思います。
何よりちゃんと銃で倒せるのが良い！ あっちのシリーズはあまり銃火器って出てこないし、出てきても当たらないか当たったところで殆ど倒せないんだもん。
勿論今作のはSF銃なんで威力の程は比較にならないのかもしれませんが、個体としての能力差をヒトの叡智が生み出した兵器でもってすれば対抗できるってシーンをちゃんと見せてくれていて、『ジュラシック』シリーズから抱いていた疑問点をある程度解消してくれました。大型のは兎も角としてラプトルサイズのなら弾幕撒いて倒せや！と思っていたので、かなり納得のいく戦闘シーンでした。恐竜、人間ナメんな‼︎
後はもうやっぱりアダム・ドライバー力。アダム・ドライバーが泥んこになってるの観るだけでご飯５杯はいける。ファンならこれだけで観る価値ありでしょう！ …あるよね？
欲を言えばSF的なガジェットと太古の生物をもっと色々見たかった。やっぱりそこはこの手の作品の見所の一つだと思うので、もう少し時間を割いて欲しかったかなぁ。
そんなこんなで恐竜大好き！ 細かいところは気にしない！ アダム・ドライバー愛してる‼︎ という方なら楽しめるエンタメ映画に仕上がってると思います。オススメです！
