私の大好きな恐竜時代をテーマにした作品ということで鑑賞。
作品のテーマが非常に良かっただけに設定や人物描写がイマイチで、良い題材を活かしきれていないと思ってしまいました。
6500万年前の地球に別の惑星の人類が不時着してしまうというきっかけは非常に良かったけど、そこに至るまでの背景や元いた惑星の描写が多くなかったりして物語に重厚感がなかったように感じました。
恐竜時代でアダム・ドライバーと言葉が話せない少女が駆け回るシーンは、普通ならコミュケーションとりながら古代生物たちから逃れられるけどそれができないというのが、観ている側の恐怖感を湧き立たせてくれたと思いました。
小さい頃よく観ていたディズニーのダイナソーで洞窟に2体のカルノタウルスがやってくるシーンがあり、本作ではそのシーンを彷彿とさせるティラノサウルスが同じシチュエーションでやってくるというシーンがあったのが個人的に激アツでした。
ティラノサウルスと対峙しつつも隕石が衝突するまでのタイムリミットもあるという2つの脅威を回避しないといけないのが非常に緊張感がありました。
ティラノの倒し方も銃などでサクッとやっつけるのではなく中生代の地形状況である酸性の間欠泉を活かして、あくまで当時のもので倒すというのが良かったです!