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65/シックスティ・ファイブのj3livingのレビュー・感想・評価

3.6
サム・ライミってこんな感じの映像作る人だったっけ?
と思ったけど、サム・ライミは製作か。監督は違う人なんだね。

地球で呼吸ができて英語を話す完全地球人型異星人、アダム・ドライバー。まあ地球人にしては面長すぎるからな。

ウィル・スミスの(というかジェイデン・スミスの)「アフター・アース」に似てるかな?と思ったけど、あっちは今から1,000年後の地球で、こちらは6,500万年前の地球。
ジュラシックな世界だなぁ、と思ったら白亜紀末だそうです。ジュラ紀はもうちょっと前。
おっかない恐竜が闊歩する中で、不時着した宇宙船(のまだ飛べそうな部分)を目指す。恐竜だけで怖いのに、巨大隕石がもうすぐ落ちてくる。例の、恐竜や他の生物も絶滅するあの時代がやって来るってことで大ピンチ。うわーこれはヤバい。
これをどう切り抜けるか!地球脱出は叶うのか!?

最後の隕石のインパクト直後の燃え盛る荒地から氷河期を経て現代の人間の都市が出来るまでの移り変わりのシーンが印象的でした。

6,500万年前にこんな事があったら、現代になって恐竜と一緒に宇宙船の残骸の化石とか出てきたら面白いのにね。隕石衝突で吹っ飛んだか、燃えたか溶けたか海に沈んだか。

全体を見渡すと、登場人物も極端に少ないし、しつこいくらいたくさんのイベントが発生するわけでもない。90数分だし割とコンパクトにまとまった良作だと思います。
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