ファンタジー、又は6500万年前の恐竜時代を舞台としたホラーとしてなら我慢して観ることが出来る、という程度の作品。
オープニングのテロップから崩壊しまくっているSF設定というのも類を見ないぐらい凄い事だ。
つっ込み出したらきりが無い。
違う惑星で発生した生物が人間と同じ。惑星探査が2年。不時着した星が母性とまったく同じ大気成分。などなど。
SFマインドがゼロの人はこの手の脚本は書かないほうがいいだろう。
まぁ、スコット、ブライアン両監督ともにホラー専門だし、サム・ライミ制作だし、SFを期待してはいけないのだろう。
あ、この監督たちあの「クワイエット・プレイス」の人か。納得。笑
「言葉の通じない少女と恐竜時代を冒険」って設定に持って行くためにこんな悲惨な結果になったが、いっそのび太の机の引き出しから行ってくれた方が納得できた。
ここまで無理したのに、ストーリーも薄っぺらってのが致命的。
興行的にも大ゴケしたのはしょうがないだろう。
派手な映像だけをぼ~っと見る作品。
余談。
巨大隕石。
あのサーチする機械で「12時間後に」とか言っていたけど、それだと地球の裏側に落ちるはずだよね。
小さい隕石が始終落ちまくっていたけど、一方向からでしょ。360度どこからでも降ってくるはずがないぞ。
ま、こんなことどうでもいいぐらいの悲惨な設定なので、そこを笑うのもありか。