ラージャマウリ監督、プラバース主演のアクション活劇。
同じ母を持つ二人の兄弟。血のつながらない兄は高潔な魂で母の愛を受け、実の息子である弟は嫉妬深く、常に兄を陥れようと策を巡らす。すでに『バーフバリ』の萌芽が見えて面白い。
生き別れた兄（プラバース）は奴隷としてこき使われるが、やがての仕上がり民を導く王に。そこに弟が現れ、あの手この手で失脚を画策。母に隠れた愛情を注ぎながら、身を明かすことができないプラバースさんの演技が泣ける…。
弟君は最初から最後まで小物だが、兄を陥れるために自らを銃で撃つサイコぶりにドン引き。最終的に何事もなかったかのように仲良くなってたけど、無理だろどう考えても。
ダンスシーンも多く、見応えは十分。時折挟まる本編と何の関係もない（登場人物も全く蛇足の）コントシーンはなんだったのだろう。あの背の低い3枚目キャラクターはインドでは人気のコメディアンとかなのかな。
