劇場2021-72 WALD9
私ガイ・リッチー監督作品これまであまり見たこと無かったのです。よく知らなくてごめんなさい。これからはしっかり拝見したく反省しております。
ジェイソン・ステイサム主演なら間違い無いだろうと鑑賞。
オープニングから不穏な低音フレーズが繰り返し形を変えて鳴り続ける中、男が現金輸送会社に就職、新人ながら大活躍。しかし不穏なムードは徐々に、そしてかなりのレベルまで高まる。
ここからはこの男が、何故このキャッシュトラックに乗るようになったのかをシチュエーションを多角的に、時間軸を前後させつつ徐々に徐々に
描き出す。
この視点を変え、時間を自在に操る演出が、この物語を単なるジェイソン・ステイサムの超人的アクション映画ではなく、クライムサスペンスとして十分に楽しめるように重層化させている。登場人物の出自というか、事情というかもこうした描き方で観客に自然に理解させることに成功。最初はついていくのに少々苦労はしたが、、、
そして劇中、チャプタータイトルが出るのだが、これがある意味絶妙なタイトル付でニヤリ。展開、何が起こるかの想像は容易につくのだが、ワクワクを高めるのに奏功しているのではないか!
少なくとも私はそう思った(^^)
もちろんジェイソン・ステイサムはカッコいい。
しかし今回は事情が事情ゆえ哀しみを満々と湛えた演技で魅せる。この哀しみは本作に至るミステリアスな部分でもある前日譚を探りたくなる気持ちも高める。劇場で観て良かった!
WALD9も久しぶりに行った。夕方割って制度知らなかった。また活用します。