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the believers ビリーバーズ

the believers ビリーバーズの作品紹介

the believers ビリーバーズのあらすじ

東京に暮らす4組の男女のエピソードをプレイリスト的に繋ぎ合わせた新感覚青春映画。

the believers ビリーバーズの監督

the believers ビリーバーズの出演者

原題
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
110分

『the believers ビリーバーズ』に投稿された感想・評価

やたら褒めたら監督がつけ上がりそうだから、批判めに書こうかしら、どうしよう。フェアなマリらしくニュートラルに行こっか。ヤバい映画だ。オムニバス崩れ(オムニが変に統合されゆき、長編としては統合失調)の不親切なプロットで、キャラはほぼ全員が恋愛(キス&セックス)と金のことしか頭になくて虫けらみたい。ところが、若い俳優たち一人ひとりが台本上のそういうくだらないキャラたちにリアリティーをじっくりコトコト3倍増しさせてる。主要俳優たちのガチさがちょっとヤバい。上手いという意味じゃないけど。台本中最も陳腐だったはずの「ひったくり男の急な改心」さえも、ベテラン木村知貴さんが意外なほど真剣にそれっぽく(でも結局は違和感あるけど)演ろうとしてるのもちゃんと伝わってきた。ポップさに功罪ある第3話ふくめて、俳優たちの顔がずっと概ね魅力だった。頑張れた俳優たちにはこう言いたい。「あんたたちをあたしの友達にしてあげる」。監督にはこう苦情をぶつけたい。「観客の体力を奪うような不完全な作りは今後遠慮してください」。チラシ・ポスターに使われたクライマックスの電車のトナラーズシスターズは別段あざとくなくモテ画。ゆえに映像作品として最終的に許せちゃったが、社会や世界や宇宙へのまなざしゼロの物語なのが、悪い意味で令和的。こんなキャラたちが2010年代から今にかけての閉塞閉塞閉塞状況の構成員(肥やし)になってると思うと、くだらなくない生き方を何とかして私だけでも歩んでいきたいと願わされた。一言でいえば、こういうチマチマゲロリンブチューッは自主邦画の袋小路。個々の個人的情念をスクリーン外の天井や観客席に放散するよりも、もっと大切な“突破口への炸裂”を昇華とともによろしくね。音楽とともに生きてるというなら、ロックを聴け。そしてロックな人々になれ。褒め倒すよりも、そう貶しておきたいよ。晩秋の、映画ありの貴重な休日をこういう沈潜型レイトショーで締めくくっちゃう私ヤバい。
深緑

深緑の感想・評価

3.2
東京に暮らす若者達の群像劇最新Ver.

心のすり減らし具合にあまり感情移入できず。

猫耳パーカー着てた子と、カメラマンにゲロチューされる子が本当に終盤まで同じだと思っていたこの周回遅れ感。
#01 ドとレとミとファとソとラとシの音がでない
#02 彼女
#03 シティポップ
#04 終電後の世界
の4エピソードが緩やかにつながる物語。東京の恋物語。
パンフレットの監督のインタビューに書いてあったが、「ある日突然発見された、十数年前に作られた自主映画」、「それを適当に切り貼りしてつなげたらこうなりました」といった作品。本当にそう。

終曲の合田口洸さんの“ghost in the”がこの作品を体現している気がする。登場人物に固有名詞は付与されるのだが、あくまで記号であり、彼ら彼女らはトーキョーという都市に漂う名もなきゴーストなのである。そんなゴーストたちが性/愛によって傷つき傷つけられる。ゴーストだから成長もない、社会も変えられない。どうしようもない物語である。
だけどゴーストは祈っている。「今を生きること」を祈っている。実存をかけて祈っているから病むし、執着するし、エゴイスティックにもなってしまうのだけど。beliversとはこの祈りに近い信じることをちゃんと抱えている人なのだと思う。私はこういった人が好きだ。
ghostは幽霊という意味の他にかすかな痕跡、わずかな可能性、弱体化したものもあるそう。
私はゴーストではあるけれど個別具体的な“the” beliversが内に秘める祈りーその祈りの実現可能性はわずかだし、可傷性を多分に帯びているーの痕跡を掬い取れるようになりたい。

蛇足・映画技術表現
各々のエピソードの時間幅は1年、5年、1日、終電から夜明けまでと違うのだが、それを映画の特性よろしく編集によってうまく繋げてある。すごい。
#2で遥子のことが忘れられない双葉は、遥子の写真を壁に貼っている。その写真はLサイズのものを複数使って大きくしたものなのだが、それを目の部分をくりぬいたりと剥がすシーンが美しいと思った。

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