N

女は女であるのNのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
3.6
喜劇?悲劇?正直笑えるところはほとんどなかったし、オチに関しては園子温とかがゴテゴテの邦画に出来そうな怖さ。それ観たすぎるな…
“寝ても覚めても”がフランスで上映された時に、あさこの行動に激怒する亮平を観て、観客が『なんであんなに怒ってたの?』と言っていたという話を聞いたことがあるんだけど、それを思い出した。
こうやって考えるのはダメなのかもだけど、少なくとも当時のフランス特有の男女の関係性だったりお互いに求めていることや当たり前のことがあったのかもな。そしてそれは理解できそうにもない。女は女であるし男は男であるってことなのか。でもなんか全部どうでも良くなる軽さがこの映画の独特の雰囲気。
初ゴダールでしたが、意味わからないけど引き込まれるってのが率直な感想。
本での罵倒(これは本当に洒落すぎ良い。私の本棚には罵倒できるタイトルなんかあまり無いな吉田修一の”悪人”くらい?)とか、今まで白い部屋には全然惹かれたことがなかったけれどアンジェラとエミールの部屋には住んでみたい。
当分青いアイシャドウを付けたくなっちゃうな。
N

N