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女は女であるのOBL1VIATEのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
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全てが愛らしい映画、低予算ながら実験的な工夫を詰め込んだ演出も青臭い痴話喧嘩もアンナ・カリーナのザ・パリの若い女の子なファッションも袖の余ったオーバーサイズのコートを着て一生懸命ダイヤルを回しているジャン=クロード・ブリアリも捨てられた仔犬のような目をするジャン=ポール・ベルモンドもアンジェラの趣味で揃えたような色使いのアパートも。「目玉を焼くとよ!」の訳が好きだった。それにしても『トリック』にゴダールのレファレンスがあったとはなあ(生まれる子が男女かを一口一万円で占い、外れたら返金するという阿漕な商売を山田の母が思いついて大儲けするエピソードが確かあったのだ)。(17)
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