裕次郎

女は女であるの裕次郎のレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
4.8
高校生のときに一回観たっきりだが、時を経て見直してもほぼ全てのシーンを覚えていた。

当時はアメリカのミュージカル映画もほぼ観てなく、年取っても決して大好きなジャンルではないが、ダンス要素をほぼ抜きとってなおミュージカルが成立するという、こういうふうに換骨奪胎しちゃえるんだなあと、改めて感動。

しかしまた、アンナ・カリーナは可愛いなあと当時の憧れをなぞりつつ、今見ると演技も割と下手だし、50sのアメリカン・ミュージカルの女優の方がずっと見てられるなぁとも思ふ。

その不器用な演技もまたヌーベルヴァーグの魅力の一つではあるが。
裕次郎

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