高校生のときに一回観たっきりだが、時を経て見直してもほぼ全てのシーンを覚えていた。
当時はアメリカのミュージカル映画もほぼ観てなく、年取っても決して大好きなジャンルではないが、ダンス要素をほぼ抜きとってなおミュージカルが成立するという、こういうふうに換骨奪胎しちゃえるんだなあと、改めて感動。
しかしまた、アンナ・カリーナは可愛いなあと当時の憧れをなぞりつつ、今見ると演技も割と下手だし、50sのアメリカン・ミュージカルの女優の方がずっと見てられるなぁとも思ふ。
その不器用な演技もまたヌーベルヴァーグの魅力の一つではあるが。