デブチンバラ

女は女であるのデブチンバラのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
3.5
どういうわけかミュージカル映画と謳われているけれども、出演者が歌ったり踊ったりするわけではない(アンナ・カリーナが「Chanson d'Angela」を歌う場面があるにはあるが)。全編に渡ってミシェル・ルグランの音楽が派手に付いていることからそう謳われているのだろう。そして、フラス国旗(トリコロール)に使われている青、白、赤が目に飛び込んでくる。特にアンナ・カリーナが着るセーターとストッキングの赤が印象的だ。赤の手動式オーニングテントが出たり入ったりするところも面白かった。全体的にはJLG作品としては珍しく単純明快な小品という感じであった。フランソワ・トリュフォーへの目配せもあって微笑ましい。
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