グルポル

女は女であるのグルポルのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
4.4
とにかく全てが可愛くておしゃれで気分が上がる作品
アンナカリーナの話し方や雰囲気はオードリーヘップバーンを連想させ、物語に引き込みます。

『女は女である』
題名通り女性の価値観や女性ならではの思いを馳せる、少し古風な物語ではありますが、女性らしく子煩悩に満ち溢れるアンジェラには少し共感できました。
実際の所、現代ではキャリアウーマンが増え、こんな思いも少なくなっているのかもしれませんが、子供が欲しいと思うのは自然の摂理であり、無くてはならない思いだと感じ本作は少し現代の、仕事に行き詰まった生活から女性を救ってくれる物語のように感じました☺️

ですが、男性からするとかなり無理矢理で傲慢な女。
まだまだ仕事もままならないのに、仕事の責務と子供の責務を負う過酷さは計り知れない。
かなり女性向けの作品だと思います。

赤いタイツに赤いカーディガン、センス溢れるコーディネートやヘアスタイル。60sフランスの代名詞とも言えるアンナの雰囲気は、おしゃれ好きな女性をどっぷり癒します。
また、編集やカットも大胆でミュージカルチック、途中で入るナレーションなどにも心燻られ、現代の映画では出会うことはもう無いであろうこの雰囲気に心が踊ります。

ゴダールの監督の魅力が溢れる

とても短い物語なので寝る前の1作品にぴったりなお洒落でゆるい作品でした。

アンナ・カリーナ ありがとう

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