BLACKPINK ライトアップ・ザ・スカイの黒田隆憲のネタバレレビュー・内容・結末

このドキュメンタリー映画を1本見れば、BLACKPINKが何故これだけ世界で愛されているのか分かるはず。全く個性の違う4人がそのバラバラの個性のまま見事に調和しているのは、自分たちのエゴより「グループとしてどうあるべきか」を常に考えながら行動しているからだろう。メンバーの一人が「デビューしてからは責任を強く感じるようになった」と語っていたように、彼女たちは「自己実現」よりも「同世代のロールモデル」としてどう振る舞うべきか？を常に念頭に置いている。それはステージ上でのパフォーマンスはもちろん、オフショットでの何気ない会話や表情からも伝わってきて、映画を見終わった時には「人間」としての彼女たちに魅了されずにはいられない。それにしても、練習生の頃から1日14時間、ほぼ毎日レッスンを積み重ねてようやくデビューできたにもかかわらず「（BLACKPINKとして）いつまで続けられるか分からない」と言わざるを得ないその心境って、一体どんなものなのだろう。いろいろ考えさせられる。