映画好きの柴犬

オクトパスの神秘: 海の賢者は語るの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

3.4
ちょっと苦手なやつ

人生に疲れた映像作家(クレイグ・フォスター)と南アフリカの海に住む一匹のタコとの、一年間にわたる交流の記録。

 アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞。タコの生態に迫った、いわゆるネイチャーものとは一線を画す、彼女(タコ)による癒しと一人の映像作家の再生のヒューマンドキュメンタリー。

 彼女が意思と感情を持っているかのように、クレイグに触れたりしている様子には驚かされる。でも、元々、リアルな動物に人間と同じような感情があるかのように扱った作品が得意じゃないこともあって、そんなにのれなかった。とはいっても、普通のネイチャードキュメンタリーだったら、こんなに高評価も得られなかっただろうし、そもそも見ることもなかっただろう。