https://eiga-watch.com/my-octopus-teacher/
最初に思ったのがタコと人間の絡みがなんかエロくてなんていうかこういう性嗜好もあるなと新たな扉が開かれたような気持ちになった。タコが最後に子孫を残した後に衰弱してサメに食べられて霧に包まれる森へと連れて捕食されるシーンは切なくなって、こんなにもタコに感情移入したのは初めてですごくすごく気持ちをえぐってくるような映像体験だった。海の中の生き物はこの作成者が言っていたように神秘的でまた地上の生き物よりもずっと美しいとなぜか感じた。こんな風なタコを見ることができたのはこの作成者が毎日海に潜ったおかげで本当になんていうか神秘的な体験を近くで見せてもらって生き物の生と死という命の循環を肌で感じて神聖な気持ちになった。この人間とタコの交流は恋愛とも友情とも言えない型にはめることのできない関係性で種の隔たりを超えた強い繋がりを確かに見ることができた。タコが人を誘うように海藻にくるまって見せたりまた魚と戯れたりするのが印象的で私たちが普段思っているよりもずっと高知能な生き物であることを感じさせられた。あと、タコの足には認知機能の20%の役割があることが印象に残り、作成者のクレイグの自分を撮るカット割にちょっと笑えた。
