片腕マシンボーイ

アブノーマル・ロデオ・ブルースの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

3.0
フィルマではOP PICTURESフェスのR15版公開時のタイトル「アブノーマル・ロデオ・ブルース」で登録、初公開時のR18版タイトルは「魔性尻 お前が欲しい」、アマプラでは「女占い師と美人OL W巨尻で狂わせて」R15版で配信中
ピンク映画観る時は毎回やけど、まぢタイトルが何個もあるからばどの作品が鑑賞済みなのか?そうでないのか?パニックなる……
ちなみに本作にわかりやすいタイトルつけるなら……全部ごちゃ混ぜて「魔性尻 アブノーマルロデオ占い」ってとこでしょうか?

ブレイク目前の若手俳優、ある日尊敬する大御所俳優に紹介された女占い師と出会いその巨尻顔騎占いの虜になる!占い師の占いの通り瞬く間に売れっ子俳優への道を突き進むが!ある日共に役者の道を目指したが挫折した友人が姿を現し……事件が起こるぞ!って話

元々ピンク系の映画を撮っていた監督が一般映画に進出するんは良くあるが、本作は逆のパターン、似たような感じやと古澤健監督なんかはポンコツホラーから一般メジャー映画に進出し、まぢヘッポコな糞映画を乱発した後に、突如として本作と同じオークラ映画(ピンク映画)に進出し傑作を乱投、そして自主映画でまぢカオスな作品を撮りマシンボーイを困惑させる、っつ〜大成功例やったんやが、
本作の廣田監督はアイドル映画一般映画で燻った結果飛び込んだピンク映画では……まぁまぁ!っつ〜横ばいの結果を残し、その後姿を見かけませんなぁ

いや、本作そんな悪くは無かったんよ、こういう燻って底辺に甘んじている男が踏んだり蹴ったりなる話ってインディーズ映画の世界には掃いて捨てるほどあるけども…
まずその友人の好意?によって落ちぶれジタバタさせられる主人公がアベラヒデノブの時点でもはや当たり役過ぎてタマンねぇし!(しかもお父さん役が飯島大介さんなのも熱い!)
またそのムショ帰りの友人のイヤ〜な存在感の絶妙さにはジワジワきたし
あとやっぱり出番は少ないながら女占い師のキャッチーさにはやられたよ!メインヒロインは地味っ娘OLなんやが、前半しか出てこない女占い師が強過ぎてOLの印象が無い……

そんな良キャラ揃えて、顔騎占いっつ〜グリップ力抜群なアトラクションも用意しながらも、まぁまぁ!に甘んじたのは、うん、ジワジワ系の恐さを描いた実録系の作品なもんやからば思いのほか絵面が地味過ぎて印象に残らないのよ
顔騎占いをもっと大活躍させられんかったんか?もはや実録とかどうでもいいからば、連続顔騎殺人鬼に人気俳優が次々と殺されてその代役をゲットしたアベラヒデノブ演じる若手俳優が人気を得ていくっつ〜面白展開とかできんかったんか?あの仮面に取り憑いた占い師の霊が仮面を被ったOLの身体を借りて顔騎プレスでアイツの顔面をトマトのように押し潰すスカッと展開とかできんかったんか?
ちょいと勿体なく感じちゃったよねぇ

とりあえず顔面騎乗=アブノーマルロデオっつ〜英訳がカッケーから加点しておくってばよぉ!+0.1ぺろぺろぺろぺろ