映画 太陽の子のkakkoのネタバレレビュー・内容・結末

終戦に向かって秒読みの日本。原子爆弾を作るため京大物理学研究室で実験を続ける学生である兄と、特攻隊員として戦争に向かう弟、母、幼なじみの少女。生と死の間で、どこに向かって生きるのか煩悶する若者たちと母の物語。
原爆開発の物理学研究は実際の科学者含めて実話。研究室では核開発で世界を変えることができるという信念で実験を続けでいる。従って終戦当時は開発競争に負けた結果の敗戦という認識。
たまたま必要があって終戦前後の同年代の女子学生や若者の記録、当時の科学教育について資料や本を読んでいたので、具体的な映像で見ると、より切実な思いが迫り心が痛くなる。
三浦春馬くんの表情も役柄も、見ていて辛いものがある。