怒れるジジイ

映画 太陽の子の怒れるジジイのネタバレレビュー・内容・結末

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原子核爆弾の開発

兵器を作ること、開発者側の苦悩。風立ちぬとかアイアンマンとか思い出すような内容。

柳楽優弥目当てで見たけどギャンと心に刺さったのは有村架純の演技。怒ってても泣いててもはちゃめちゃに可愛くてやばい。そしてここぞってシーンの心のこもり方が良い。とてつもない集中力で挑んでるんだろな。

「科学者の親である責任」て?何言っちゃってるの?て思ったけど、平和な世界で見てる映画だからそう思うだけで、実際息子を戦争で亡くした直後にもう一方の息子に言われたら、そう言った言葉が出てしまっても仕方ないよなと思う。
原爆が落ちるのを観察=人が死ぬのを見るってことだもんな。厳密には違うんだけどそうなっちゃうと言うか。

弟の自分だけ生きてちゃいかんとかまた戦地に行きたいは完全にPTSDで泣ける。

戦争に負けたら、植民地にされて民族浄化されるとかそう言う話は戦時中の日本国民の中では囁かれなかったんだろうか?

柳楽優弥が主演なんだけど常に集団の後ろに立ってるのいいなて思った。時代にも馴染んでたしグッと控えめな演技も上手い。
でも一瞬ギラつきが湧き出てる部分があってロバートデニーロと一緒だなと思った。魅惑のギラつき