ぎゅ

映画 太陽の子のぎゅのネタバレレビュー・内容・結末

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

研究熱心な京都大学生の話

研究がしたい。自分の知らないものを発見したい。取り憑かれたように研究し原爆を作り上げようとした。頑張っても3万しか回転せず、その間に弟は戦場に帰り研究仲間も陸軍になってしまう。そして遂にアメリカが原爆を広島に落とした。自分たちは、日本は追いつけなかった。弟は一人で死にたくないと言いながらも戦場に帰り、手紙で笑顔で去っていった。私はまだ研究がしたいだけだった。その代わり弟が軍人になってしまった。私は私は最後まで物理学者の端くれ者として死ななければ母にも弟にもセツにも顔向けできない。だか、セツの声が聞こえた。自分の名前を呼ぶセツの声を聞き母のおにぎりを食べて死ぬことが怖いと思った。研究中に死ねることは天命だと思っていたのに涙が出てしまった。私は生きなければならない。生きて、自分たちが作ろうとしたものがあるのか知らなければいけない。
最後の3人の海のシーンでこのときだけは3人にとって戦争や研究など頭になく平和な時間だ。

平和ボケ平和ボケと日本は言われているが平和ボケしているからいろんなものが美しく見え、心から楽しいと感じ、全力で恋をして全力で泣けるんだと思う。
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