緩やかなズーミングによる被写体との距離の保ち方が上品。瀕死の馬を介錯するシーンは画面に向かって歩いてくるキャリー・クーンの背後で銃を持った男と馬が映り込む…という『アイアン・クロー』でも見受けられた…
>>続きを読む起床するキャリー・クーンにコーヒーを持ってくるジュード・ロウ。家族に与えてきた父親がガラガラと崩壊していき子供たちの作った朝食を情けなく食べるしかない。
時折挟むクローズアップや象徴性を持ったシーン…
結構好きなテイストだった!暇潰しに最適(笑)
裕福そうに見えて実はギリギリで見え張ってる家族。というか旦那(ジュード ロウ)が性格ひね曲がりすぎてるし貪欲すぎるというか見てて痛々しかった~!イラつく…
先日観た『アイアンクロー』があまりにも良かったので、ショーン・ジョーダン監督の過去作を観たくなり、まずはこの作品から。
英国人でNYで貿易関係の仕事をしているローリー(ジュード・ロー)。彼にはアメ…
家族より名声を大事にする父親と、家族より馬を大切にする母親
ニューヨークからロンドンに移住したことで2人ともそれらを失ってしまう
それがはっきりした時夫婦喧嘩に発展する
ここ最近のうちに『マリッジ・…
ディナーの場面、キャリー・クーンが注文を終えメニューをウェイター渡した瞬間に引きの画からバストへのアクションつなぎ、そこからジュード・ロウとの切り返しが始まり、背景とロウの視線でウェイターの動きを示…
>>続きを読む馬のマグカップが大陸を渡ってもずっと居てくれてることに妙な安心感がある。車の中にまで持って行ってるのがよかった。ジュード・ロウの野望がぶっ飛びすぎてて少しノイズではあるもののそれぞれのストレスの描き…
>>続きを読む見栄っ張りな夫に振り回され、疲弊し崩壊していく家庭を描いた作品。
理想の家庭…と思わせて段々と夫一人の身勝手さや家族に対する本当の思い、妻との価値観の違いが浮き彫りになり、飼っていた馬の急死をきっ…
時折出てくる緩やかなズームインが観客に昆虫観察のような客観性を持つことを強要しており、家族の不和を描く題材に対して意地が悪くて良い。勿論アルトマンとは全然用法も違うと思うが、ズームインが作家性の刻印…
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