本当に怖いものは・・・って話。
1986年。ニューヨークから、実家のあるロンドンに移住する事にしたジュード・ロウ演じるロリー一家。妻と息子と娘がいる。
郊外の豪邸に住み、息子を名門校に入れるなどあまりにもの羽ぶりの良さに、妻キャリー・クーン演じるアリソンは懐事情を心配するが、旦那ロリーは、「金ならあるから心配しないでくれ」の一点張り。ロリーは、渡米前に在籍していた会社で世話になるが、早速、社長に当てにならないデカい話を持ちかける。ある日、アリソンは自分の馬の調教の為の馬小屋の工事が停滞してる事に気づき、業者に連絡すると、支払いが滞っていて、小切手も不渡りらしく、どうやらロリーの話を鵜呑みしていた自分が馬鹿だったと気づくアリソンだが・・・
このストーリーは、虚栄心を張った男が引くに引けなくなり、最終的には家族まで巻き込むという、一家の主人としては、絶対にアカン奴。
本作は、スリラーとカテゴリーされてるが、
何者かに襲われる、誰かが死ぬって訳ではない。お金がなくて、明日からの生活どうしようっていう恐怖。実にスリリング。
