丁寧に作っている印象の映画でした。
ジョン・カサヴェテスの「こわれゆく女」を思い出しました。
たぶんラストシーンの食卓を囲むのが一番の見せ場というか、この映画で一番やりたかったことなんじゃないかな。
淡々と物事が進みますし、展開も予想できますし、これといって怖いわけでもなく、よくある話のようにも感じます。
引っ越して環境が変われば色々うまく行かなくなることはよくあるし、学校でいじめられたり、ストレスでペットが死ぬこともあります。
そういう意味ではリアリティに徹した映画といえるのかな、といった感じで、ラストシーンで食卓を囲めたのは一番のハイライトだったのかな、と。映画全体の雰囲気は好きでした。