水泳

結婚記念日を前にした弁護士が、若い女性と出会い、その愛に応えるが……

不倫モノ

いろんな葛藤が

コンパクト
ロマンスが良い

最後はなんとも

『シナラ』ってなんだろう？と思って調べたら淀川長治先生のレビューでギリシャの女の神様だということが分かりました。シナラ女神は結婚や恋愛中の男女の間に割って入り仲たがいをさせる悪い女神らしいです。そうです、この映画は不倫を題材にした映画なのです。いい具合に脂がのった渋い中年の妻帯者とピチピチの若い女性が出逢ってしまいます。雰囲気や顔立ちが奥さんと浮気相手似ているなぁと思いました。好きなタイプなんでしょうね。うっかり家を空けてしまった妻にも非があるように描かれていて辛い。旦那さんが真面目な人だけに切なかった。

普通の不倫もの。

身持ちの固い夫(ジム)だったんですけどね。退屈なくらい。
お姉さん(ドリス)の押しに土俵を割ってしまいました。ジムが妻帯者と知りつつ押してくるんですよね、この人。突き押し相撲。

疑問点が多いです。
● 昼間は水泳大会やってるのに、夕方(？)は暖炉に火を燃やす必要ある？ 暑いのか寒いのか、はっきりしてください。
● 何の裁判？ 誰が被告？ 容疑は？
● ドリスは被害者？ そうだとして、その母が陪審員になれるか？
● 陪審員が直接証人に質問できるか？
ちょっとついていけませんでした。

→ 調べたら一つ重要な答えがわかりました。

inquest：死因審問、検死審問、又は、検死法廷。
『アメリカ合衆国やイギリスなどのコモン・ロー諸国における司法制度で、人が死亡した場合（特に変死体・不自然死・異状死の場合）に、検死官（検視官・coroner）が、その死因等を調査・特定（検死）するために、自殺か他殺か事故死か等を判定する、原則として公開で行われる審問・法廷である。』

当時の婦人用水着が見られます。目の保養にはなりませんが。