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シカゴ7裁判のpeplumのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.0
アーロン・ソーキン特製の法廷ドラマ。
シカゴセブンのことをこの映画で初めて知ったが胸熱な展開だった。オープニングで足早にメンバーの紹介を済ませるテンポ感といい、既に暴動は終わってて法廷から話が始まる感じといい、とにかく時短テクニックと見せ方が凄かった。凄腕シェフの調理工程を見ているような気分。
エディ・レッドメインの真面目な感じ、サシャ・バロン・コーエンの怪しい感じが役にピッタリで見てて楽しかった。吹替は平川大輔、新垣樽助でハマってた。
マーク・ライランスが後藤哲夫じゃなくて原康義だったけどハマってたし、浦山迅の判事のムカつく感じがとても良かった。JGLが悪側というのも見るまで知らなかったので発見だった。相変わらずかっこいい。あのタイミングで出てくるマイケル・キートンかっこよすぎる。こいつは切り札だって思わせてくれた。
法廷という固定ロケーションから絵の面白さを出すの大変だろうなと思ったし、セリフの応酬が気持ちよかったので舞台化してほしい。
実際の資料映像を出してきたり、ラストに字幕でその後を書いたりアメリカ実録物の中でもかなり面白かった。
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