延々と歩く

シカゴ7裁判の延々と歩くのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
3.0
 実話の映画化。ベトナム反戦集会が暴動になってしまい、その責任を問うために訴えられた7人(シカゴ7)ともう一人のブラックパンサー党員のお話。

 一週間のうちに二回も風邪ひいちゃって(幸いコロナではなかった)、その合間に観たせいかなんやよう分からんかった。評価はたかいので観直したら違うのか…シカゴ7を紹介する冒頭は景気が良くて楽しい。

 保守派は「団結すること」が目的にあるからいいけど、一方の革新派やらリベラルとされる人たちは「個人の自由・信条の自由」を掲げるから必然的にまとまらない・皆があさっての方向をむいて些細なことで喧嘩しがちといういまにも通じるジレンマ。そういうのはよく表現されていた。

 役者ではコメディーリリーフを演じるサシャ・バロン・コーエンとジェレミー・ストロングが好きだった。ストロング氏の警察側の女スパイに騙されたのに「お、俺のことなんか言ってなかった?」などと気にしちゃってるとこが情けなくもおかしい。
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