シカゴ7裁判のLEGIONのレビュー・感想・評価

ベトナム戦争に反対する抗議やデモが多く行われていた時期のアメリカで市民の暴動を首謀したとして起訴された7人の法廷の様子を描いた物語。7人の中には冗談を言ったり、ふざけたりする登場人物がいることで法廷映画にある堅苦しさをあまり感じず、見やすかったが、主人公たちが置かれている状況や危機感というものも薄れているように感じてしまった。
正当性をどのように展開しようとしても不利な状況に持っていかれ、追い詰められていく様子は苦しく、正しさがどういうものであるのかをしっかり描いている作品でもあった。

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