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サン・セバスチャンへ、ようこそのparaのレビュー・感想・評価

4.0
先行上映作品(割引使用不可だった)と迷いながらもこちらを。

映画愛とオマージュに満ち溢れ、人間の存在意義について語るウッディ・アレン監督作品。(人生山あり谷あり楽しいことばかりではないけど、生きているだけで素晴らしいという人生讃歌)
撮影監督はヴィットリオ・ストラーロ。ここから撮るのか!など素晴らしい映像を堪能出来る。
ゆるゆるJAZZと軽妙洒脱でクスッと笑えるセリフの数々に
クラシック映画好きならおおっ!となる場面多数。

ルイス・ガレルのいけすかない感じやちょい役ながら印象に残るクリストフ・ヴァルツ。
空っぽと無意味は異なる、なるほど。
主人公モート(ウォーレス・ショーン)は誰が観てもウッディ・アレンを愛嬌良くした感じ。

人の心は合理的とか理論では説明なんぞつかないのだ。

ウッディ・アレン大好きなので、公開してくれてありがとう!!

因みに日本映画の言及も、えっ!そこ?な感じで主人公の本質をよく表していて楽しめます。
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