映画が始まった瞬間、肩の力が抜けた。
あのフォントと音楽が、
ウディ・アレンの作品は気楽に観るものだったと思い出させる。
過去の作品には、
多くの主演を自身で務めていた。
私はその作品が大好きだ。
せかせかした話し方で、
自虐的で、吃りながら話す中にも知性がある。
そしてバカで美人な女性とよく出会う。
ウディ・アレンと比較してしまい、
本作の主演は、
力強い口調でスラスラと流暢に話す。
あまり可愛げがなかった。
けど彼の作品を映画館で観れて嬉しい。
予告を観た時にあまり唆られる内容ではなかったけど、
彼の作品だし、と思って観に行った。
ジョーが住む家は、
「それでも恋するバルセロナ」に似ていた。
「クレールの膝」が出てきて、
私は彼にとって会うのが楽しみな学生になれるだろうと思った。
彼はやっぱり変態だ。