Blake1757

サン・セバスチャンへ、ようこそのBlake1757のレビュー・感想・評価

3.0
ウディ・アレンらしいコメディではありながら、その実、初老のペダンティックなインテリ男性のアイデンティティ・クライシスの映画という、それもまたウディ・アレンらしい展開の会話劇で、充分に楽しめた。いろんなクラシック映画のオマージュも盛りだくさんらしい(僕はいくつかしか分からなかった)。
ウォーレス・ショーンがこの上なく良い味を醸し出していて、上では「初老」と書いたが、実年齢は1943年生まれで撮影時点で70代後半とは全然見えなくて驚いたのなんの。
それと、どのショットも凄く力あるなあと思って観てたんだけど、この作品もキャメラはヴィットリオ・ストラーロ(「暗殺の森」等)とのことで納得。
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