スティーヴン・ブリル監督作。
コメディアンのアダム・サンドラーが主演を務めたNetflixオリジナル映画で、ハロウィンの夜に巻き起こる騒動と事件の顛末を描いたコメディ作品です。
マサチューセッツ州にある魔女伝説の町セーラムで母親と暮らしている独身中年男：ヒュービーは町一番の変わり者でみんなに煙たがられている。そんなヒュービーは町の平和を守るため自称監視者として常に周囲に目を光らせていた。ハロウィン当日もいつものように“安全なハロウィン”を目指し独自に活動を始めるヒュービーだったが、町の様子が例年と違うことに気づく。そのことを周囲に警告するが、誰も彼の話を信じようとしなかった。そしてついに、町の住民が次々に忽然と姿を消す怪事件が起きてしまい…という、ちょっぴりホラーテイストなハロウィンコメディとなっています。
隣家に越してきた怪しげな男(怪優スティーヴ・ブシェミ)や精神病院からの謎に包まれた逃亡者の存在、学生ノリのお化け屋敷、鬱蒼とした植物迷路、道路の真ん中に佇む案山子…と少しゾクッとさせるものからハロウィンガチ勢アメリカ人の風物詩まで多彩なホラー＆コメディシーンが盛り込まれていますし、ハロウィンの夜に発生した連続失踪事件の意外な真相でも驚かせてくれます(観客のミスリードが上手)。
主演のアダム・サンドラーが変わり者ヒュービーを芸達者に演じていますし、精神病院のスタッフ役でベン・スティラーがカメオ出演しているのでお見逃しなく。余談ですが、アメリカのハロウィンではハーレイ・クイン仮装が女子たちの間で大人気であることが分かります(男子にはゴーストフェイスが根強い人気の模様)。
