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シャドウ・イン・クラウドのレントのネタバレレビュー・内容・結末

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

キックアス以来のクロエ面目躍如の傑作。

昔観たトワイライトゾーンで旅客機の翼にグレムリンがいるのを一人の乗客が見つけてパニックに陥るエピソードと、アメイジングストーリーの爆撃機の丸底銃座に閉じ込められて、着陸する際に車輪が出ないというエピソードを足して、さらに未来少年コナンばりの空中アクションを加えたような作品。
しかし、本作の見どころは何と言ってもクロエ演ずる母の強さにある。

本作に出てくる爆撃機乗組員はある人物を除いて女性を差別的に扱い、無駄口ばかり叩く下種な奴らだ。そんな奴らは当然ゼロ戦とグレムリンの餌食になる。
そんな中、クロエ演ずるギャレットは未来少年コナンばりの空中アクションでゼロ戦とグレムリンから大事な赤ん坊を必死で守り通す。
そして最後にはグレムリンを素手でぼこぼこにし、とどめを刺した後、腹をすかした赤ん坊に授乳をする。そんな姿を見て男どもは自分の母親を思い起こしたはず。
子を思う母の強さを見事に描いた最高の娯楽作品。トロント映画祭の観客賞も納得。
個人的にはラストのクロエのアクションに痺れた。
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