シャドウ・イン・クラウドのsuzukyo7のネタバレレビュー・内容・結末

　クロエの、クロエによる、クロエファンのための映画でした。最低映画と評している方もいますが、私的には傑作ですね。
　前半は、爆撃機の下部回転銃座に閉じ込められたクロエの一人芝居、後半はクロエの無双状態が楽しめるという2部構成。ベテラン演歌歌手の前半時代劇、後半歌謡ショーの新宿コマ劇場の公演みたいな感じでしょうか？
　クロエの正体や持ち込んだカバンの中身、搭乗理由等が不明のままストーリーは進み、襲いかかるグレムリンや零戦。対抗するクロエは、機関銃や拳銃を撃ちまくり、挙げ句は、肉弾戦で間接技から、マウントパンチまで繰り出す、まさにクロエ無双。尺も80分ほどで、この手の映画の理想です。